〈不登校および未成年者ひきこもりについての関わりワーク〉
不登校や未成年者ひきこもりの場合、本人みずからカウンセリングを受けるということは稀かもしれません。
理由として、一つには、すでに学校の先生や級友などから傷つけられてしまっていて人間不信の状態のため、会ったこともない訳のわからない大人であるカウンセラーになど会いたくないというものがあるでしょう。
また、自宅の自室は親御さんが安泰なかぎり物理的にも経済的にも心理的にも「安全地帯」のために「現状を変えなくてもよい」という心理が働きやすい(言葉を変えれば、安全地帯に逃げ込んだままが楽)というのも理由になるでしょう。
そこでBe-ハートでは〈不登校および未成年者ひきこもりについての関わりワーク〉(以下、「関わりワーク」)を設けました。
これは「ひと月28,000円で3回」を1単位として心理カウンセラーが何らかの形で関わるというものです。(基本、訪問いたします)
というのも初期はご自宅へうかがってもご本人に話すことはおろか会うこともできないことがあるためです。
それでも、第三者が関わるということには意味があります。
それは「自室はいつまでも安全地帯ではない」=「長期のひきこもりを防ぐ」という暗黙のメッセージになるためです。
とくに学校や社会への復帰は急ぎ過ぎは禁物ですが、現実のリスクを減らすためにも早ければ早いにこしたことはないからです。
もちろん接触回数、度合い、話ができるかどうかなどにより関わりの密度も時間も違ってきます。
そこで当ルームでは画一的に一回50分、当ルームに来室いただくというシステムの枠外のために「関わりワーク」をつくりました。
最初はわずかな関わりかもしれません。
しかし、そこが蟻の一穴となって問題が改善・解決することも多いものです。
きっと自室から出ることも、自宅から出ることも、ましてや学校へ行くことはとんでもない勇気がいることでしょう。
最初の勇気のきっかけになればと思います。
※わからないことや詳細については、直接お尋ねください。
ひと月3回 28,000円 (狭山市内は交通費無料。市外は規定の交通費をいただきます。)